2024/07/22

Dummy Pocket

 


見た人を煙に巻くようなモノを作りたくて。



一見すると在るように見えて、その実、本来の役目は果たさ無い。




今回出来上がったモノは、



ある友人の展示からヒントを得て製作にいたりました。




Dummy Pocket tee by CAMBER



ベースに使用したのは、僕らが絶大な信頼を寄せるマックスウェイトTシャツ。



タフネスの代名詞的Tシャツでしょう、今尚アメリカ製ってとこも最高です。



ここんちの#301と#305ブランクボディを使用し、


本家のポケTを超える一着を作ることに。







先ずは、


私物のCAMBERからポケットをサンプリングし、原寸大のポケットデータを製作。



プリントはもちろんシルクスクリーンにて、水性ラバーインクを2回重ねてプリントを。


若干厚盛になったことでしょう、立体感を出したかったので。




ただ、プリントだけですと厚くなったとは言え、どうしても平面的に見えてしまい、、、



そこで実際にプリントの上からステッチを入れることにより、


奥行きが出て、立体的に見えるように。



ここでもリアルと同じように、糸の番手、ピッチも調節して入れることに。




冒頭の友人の展示での一文に



「在るかもしれないし、無いかもしれない」



この一説が妙にしっくり来てたのか、ずっと頭にあって。。。




と、もう一つ。



マイフェイバリット漫画の一つ、「ラーメン発見伝」。



の、続編にあたる「ラーメン才遊記」での台詞より






ラーメンハゲこと、芹沢達也氏の金言


「フェイクから真実を生み出そうとする情熱そのものです。」




在るのか、無いのか



フェイクなのか、真実なのか、それとも情熱なのか




何かを感じ取ってもらえたら嬉しい限りです。




HAg-Le

ハナダ 



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