見た人を煙に巻くようなモノを作りたくて。
一見すると在るように見えて、その実、本来の役目は果たさ無い。
今回出来上がったモノは、
ある友人の展示からヒントを得て製作にいたりました。
Dummy Pocket tee by CAMBER
ベースに使用したのは、僕らが絶大な信頼を寄せるマックスウェイトTシャツ。
タフネスの代名詞的Tシャツでしょう、今尚アメリカ製ってとこも最高です。
ここんちの#301と#305ブランクボディを使用し、
本家のポケTを超える一着を作ることに。
先ずは、
私物のCAMBERからポケットをサンプリングし、原寸大のポケットデータを製作。
プリントはもちろんシルクスクリーンにて、水性ラバーインクを2回重ねてプリントを。
若干厚盛になったことでしょう、立体感を出したかったので。
ただ、プリントだけですと厚くなったとは言え、どうしても平面的に見えてしまい、、、
そこで実際にプリントの上からステッチを入れることにより、
奥行きが出て、立体的に見えるように。
ここでもリアルと同じように、糸の番手、ピッチも調節して入れることに。
冒頭の友人の展示での一文に
「在るかもしれないし、無いかもしれない」
この一説が妙にしっくり来てたのか、ずっと頭にあって。。。
と、もう一つ。
マイフェイバリット漫画の一つ、「ラーメン発見伝」。
の、続編にあたる「ラーメン才遊記」での台詞より
ラーメンハゲこと、芹沢達也氏の金言
「フェイクから真実を生み出そうとする情熱そのものです。」
在るのか、無いのか
フェイクなのか、真実なのか、それとも情熱なのか
何かを感じ取ってもらえたら嬉しい限りです。
HAg-Le