久しぶりにカルチャー発信です。
”Whole Earth Catalog”
なんとなく、聞いたことがある方、この表紙に見覚えのある方、
いるんじゃないでしょうか?
この雑誌を語るにあたって、時代的背景も絡んでくるのですが、
古着史でもお馴染み、1960-70年代というのは
多方面で様々なことに変化が起こったいわば”以前以後”ともいえる時代。
古着でわかりやすくいうと、Levi'sのBIG Eもこの辺りで消滅しています。
他の古着を見ていてもわかるけど、
質より量が浸透し、生地選定や作りも衰退気味。
化繊もこの辺りで一気に普及します。
それ故、ちょっと前までは
〜1960年代までの物しかVintageとは呼べない!
みたいな風潮もあったぐらい。
そんな最中である1960年代に
アメリカで刊行されたのがこのWhole Earth catalog
通称WECは
先述の消費社会といった
世で当たり前になりつつあった変化や流れを疑い、
自由に生きたいという若者
=ヒッピーたちの教科書的存在だったと言われています。
WECのサブタイトル ”Access to Tools”とあるように、内容としては、
彼らたちへ自立するために必要なことを紹介していく雑誌
といった感じで、
なんとも極端だけど、家の建て方(金銭的なことではなく、物理的に)
なんかも載っていたりする。
こんな雑誌、他にないでしょう。
こういったノウハウの他に、
製品レビューやカルチャー的文献、社会への皮肉などが盛り込まれ、
インターネット普及うんと前のブログの原型とも言われています。
さて、なんでまたいまこのタイミングでWECの話をしているか
というといくつか理由がある。
まずは、先ほども話した”以前以後”という部分で
個人的に現代と似た感覚を覚えたこと。
”コロナ以前以後”ですね。
もう5年、6年経ちますが、やはりあの一件は
人々の意識や様式変化から始まり、
多方面に様々なめまぐるしい変化を起こし、
今もなお、世界情勢や経済にまで大きく影響を与え続けているなと感じている。
ニューノーマルなんていって、無理やり飲み込んできたような気もする。
そして、そんなコロナ渦も収まってきた2023年、
WECをはじめとするカルチャー誌の編集者である、
Stewart Brand氏の手がけた書籍のほとんどが
オンライン上で無料公開されたことも手伝って、
当時局所的に盛り上がった。
Stewart Brand氏
それから数年後、我が家にも実物のWECがやってきて、
やっぱり盛り上がっていたところ、
タイミングを見計らったように知人よりいい提案を受け、
昨夏から仕込みをし、、、
というのが今回の紹介に至ったおおまかな流れ。
細かい情報の解禁はもう少し先ですが、
2026年初春、WECを絡めた面白いことをHAg-Leにて展開しますので、
カルチャー好きの皆様は楽しみに待っていてくださいね。
僭越ながらHAg-Leでのササグチラスト企画でございます。
それまでこの無料公開サイトで予習なんてのもいいかも。
お楽しみに!!!



