Vintageラバーの皆様なら、
このストライプパターン
どこかしらで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
タイトルにもある様に
”Hudson's Bay Point Blanket ”という名が付いています。
北米最古の歴史を持つ企業の一つ、
主にカナダで展開している百貨店 Hudson's Bayの商品です。
(正確には展開していた。
今知りましたが、2025年3月になんと倒産していました。びっくり)
そして、このブランケットはカナダ史を語る上で欠かせない、
歴史的アイテムでもある。
その歴史はうーんと古く、1760~70年代まで遡ります。
(日本では”解体新書”が翻訳出版されている頃だって。)
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当時イギリス領だったカナダ。
Hudson's Bayはイギリスの許可を経てカナダにて設立された企業で、
当初は北米の毛皮貿易を独占する会社として、先住民との交易を行っていました。
そこで、このブランケットが登場するのですが、
先住民族がビーバーの毛皮 →イギリスへ
イギリス →ブランケットを先住民族へ
といった形で報酬的な交換が行われていたアイテムの1つで、
その割合は60%がブランケットだったと言われています。
先住民、みな持っていたといっても過言ではなさそうだ。
カナダ発と思われがちなんですが、
実はイギリスから渡ってきたものだったんですね。
MADE IN ENGLANDの表記も納得です。
そして、もう一つ欠かせないのが「ポイントシステム」。
向かって左端に黒い線が入っているのですが、
これは線の本数や長さによって
ブランケットの大きさや値段を表していたものなんだって。
その後、Hudson's Bayがカナダ独自の企業となってからも、
看板商品として販売を続け、こんな風にコートにも仕立てたり。
ということで、だいぶ前置きは長くなりましたが、
そんな北米の歴史が詰まったブランケットが
1枚だけ倉庫に眠っていたので、使いやすいマフラーにしてみました。
ーHudson's Bay Point Blanket Wool Scarfー
10.25(sat) 1pm- Release @HAg-Le
(在庫にご用意ある場合は、10.29(wed)9pm- オンラインストア掲載予定)
前からやりたいと思っていたんだよね。
大体シングルベッドサイズなので
縦に切ったらマフラーぐらいの長さだなぁとか、
そうするとちょうどストライプ模様が端と端に来るから、
巻いた時にかわいいなぁとか。
そんな私の頭の中を具現化してくれたのは
今回も「mizutoi+mizuito」のお二人。
断ち端の処理の仕様から、色糸の提案までしていただき、
あえてベースの生地色ではなく、赤でオーバーロックをかけてもらいました。
大正解すぎる!!
そして今回ルック撮影のモデルは
三軒茶屋の美容室LIBRO オーナー、ウエダさん
にご協力いただきました。超似合ってますっ。
ありがとうございました。
それでは今週末!店頭にて!本数そこまで多くないので、是非店頭でね。
お待ちしております!
ーHudson's Bay Point Blanket Wool Scarfー
10.25(sat) 1pm- Release @HAg-Le











