2025/10/20

Hudson's Bay Point Blanket Wool Scarf

 



Vintageラバーの皆様なら、


このストライプパターン


どこかしらで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?





タイトルにもある様に


”Hudson's Bay Point Blanket ”という名が付いています。


北米最古の歴史を持つ企業の一つ、


主にカナダで展開している百貨店 Hudson's Bayの商品です。


(正確には展開していた。


今知りましたが、2025年3月になんと倒産していました。びっくり)





そして、このブランケットはカナダ史を語る上で欠かせない、


歴史的アイテムでもある。


その歴史はうーんと古く、1760~70年代まで遡ります。

(日本では”解体新書”が翻訳出版されている頃だって。)



当時イギリス領だったカナダ。


Hudson's Bayはイギリスの許可を経てカナダにて設立された企業で、


当初は北米の毛皮貿易を独占する会社として、先住民との交易を行っていました。




そこで、このブランケットが登場するのですが、



先住民族がビーバーの毛皮  →イギリス


イギリス   →ブランケットを先住民族



といった形で報酬的な交換が行われていたアイテムの1つで、



その割合は60%がブランケットだったと言われています。



先住民、みな持っていたといっても過言ではなさそうだ。






カナダ発と思われがちなんですが、


実はイギリスから渡ってきたものだったんですね。


MADE IN ENGLANDの表記も納得です。







そして、もう一つ欠かせないのが「ポイントシステム」。



向かって左端に黒い線が入っているのですが、


これは線の本数や長さによって


ブランケットの大きさや値段を表していたものなんだって。






その後、Hudson's Bayがカナダ独自の企業となってからも、



看板商品として販売を続け、こんな風にコートにも仕立てたり。






ということで、だいぶ前置きは長くなりましたが、



そんな北米の歴史が詰まったブランケットが



1枚だけ倉庫に眠っていたので、使いやすいマフラーにしてみました。





ーHudson's Bay Point Blanket Wool Scarfー

10.25(sat) 1pm- Release @HAg-Le

(在庫にご用意ある場合は、10.29(wed)9pm- オンラインストア掲載予定)





前からやりたいと思っていたんだよね。




大体シングルベッドサイズなので



縦に切ったらマフラーぐらいの長さだなぁとか、



そうするとちょうどストライプ模様が端と端に来るから、



巻いた時にかわいいなぁとか。




そんな私の頭の中を具現化してくれたのは



今回も「mizutoi+mizuito」のお二人。




断ち端の処理の仕様から、色糸の提案までしていただき、


あえてベースの生地色ではなく、でオーバーロックをかけてもらいました。


大正解すぎる!!








そして今回ルック撮影のモデルは


三軒茶屋の美容室LIBRO オーナー、ウエダさん


にご協力いただきました。超似合ってますっ。



ありがとうございました。




それでは今週末!店頭にて!本数そこまで多くないので、是非店頭でね。



お待ちしております!




ーHudson's Bay Point Blanket Wool Scarfー

10.25(sat) 1pm- Release @HAg-Le





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笹口



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