"various BROWN'S BEACH beach cloth vest"
ヴィンテージラバーに根強い人気のBROWN'S BEACH
通称「ごま塩」の肉厚のビーチクロスの生地は、
その防寒性と機能性の良さから、過酷な環境下で働くフィッシャーマン、ハンター、などの
ワーカー達にも愛されてきたものであります
20年代~30年代ほどの頃には、アメリカでカタログビジネスが確立した頃でもあり
全米にBROWN'S BEACHの名が広まると共に
親族へのギフトにも重宝されるなどしました
しかし、60年代になると化学繊維が台頭しだし、
衣類にポリエステルなどの化学繊維を使うのが一般化しました
その影響もあり、60年代にブランドの幕を閉じてしまうがゆえに
希少性も高くなったのも人気の要因でしょう
今回その希少なBROWN'S BEACHを2着ご用意が出来ました
年代によってディテールも変わるものですので、その違いに触れながらご紹介致します
40s BROWN'S BEACH beach cloth vest
size:fit like L
40年代の三角タグが残るBROWN'S BEACH
50年代〜60年代のものだとボタンの刻印が"BROWN'S BEACH JACKET"になるのですが、
刻印が40年代の"BROWN'S BEACH CLOTH"の物になります
この時代のものは、ネックがこれ以前のものよりも深く作られており
レイヤードするには丁度良かったりします
また、生地のコンディションも良く残っており、
ボタンが1箇所黒ラッカーのスナップボタンから変えられている箇所がありますが、
ポケットの欠損もなく嬉しいコンディションかと思います
サイズが小さいものが多いBROWN'S BEACHですが、
このサイズで着れるのを探すと困難するでしょう
30s BROWN'S BEACH beach cloth vest
size:fit like M
一般的に市場に出てくるのは、50年代〜60年代のBROWN'S BEACHですが
この年代のものは、50年代〜60年代の生地とはまた別物
肉厚の「ごま塩」の生地自体のきめ細やかさが違い
触った時の質感も異なります
ボタンも年代を感じさせるニップルのスナップボタンを使っており
古い時代の物作りの良さを感じれるものになっています
先述のものと比べると分かるかと思いますが、
この年代のものはネックが詰まった作りになっており
面構えも少し変わってきますね
ポケットは一箇所欠損していますが、それを考慮しても出会えない良きヴィンテージです
50s ganscraft chimayo blanket vest
size:fit like M
オルテガ社のものよりも圧倒的に球数の少ないガンズクラフト社のチマヨブランケット
ネイティブパターンの物は日本でも長らく人気でありますが、
アメリカや世界中でも探してる方が多いものです
その古いネイティブパターンのブランケットベストですが、
何と言ってもこれに関しては「ネックデザイン」これに尽きます
オルテガ社のものにしてもそうですが、
ブランケットベストは大体のものが、Vゾーンが広いベストがほとんど
その中でクルーネックに近いこのネックデザインは珍しいかつ
他のブランケットベストとは差別化したスタイリングが可能なのが最高
珍しいだけってものでなく、ファッションとして楽しめるのが一番ですしね
こういうベタなものでも、少しの違いで感覚は変わるものです
それでは本日も心よりご来店おまちしております
Daisuke