2017/10/05

2017.10.4 TENDER co.






TENDER Co. 


denim collection
















旧暦で言うところの神無月に差し掛かり



気温もグッと下がりましたね



神無月とは、10月になると全国の神様達が島根の出雲大社に



誰と誰を結婚するかだの、そんな会議をしにいくために自分の国を留守にするから



神無し月→神無月になったというのが始まりだったとか...





全く関係ない余談ですが、まあ何が言いたいかというと



そろそろ16ozの「あのデニム」を履ける時期ですよねということ





今期HAg-Leとしては、


TENDER Co.2017awのインラインのものは


お取り扱い致しておりません


(2018ssの商品はお取り扱い致します)




その代わりという訳でもないですが



今期は当店がストックとして持っている



過去のTENDER Co.のアーカイブデニムコレクション達を展開致します



今回ご用意致しましたのは、TENDER Co.のデニムのtype130(tapered),type132(wide)



過去の染めで発表されたデニムの中でも



もう染色の職人不足の問題で、名残惜しくも生産が出来なくなった物もあります



買い逃した方々も全国でも多いかと思いますので



必見かと思います




















TENDER Co.



type130(tapered) WOAD dyed



size:2,3



¥58000&tax






過去のアーアイブより



今までTENDERのコレクションを長年牽引してきたアイコン的存在でもある



南フランスにしか現存しないWOADで染色されたデニム



日本で言うところの藍に近いものですが



古いインディゴの染めの歴史を紐解いていくうちに



デザイナーのウィリアムがたどり着いたのがWOADです



現在WOADの染色をできる唯一の職人がフランスでも高齢の方らしく



人手不足と後継ぎ問題という点で、現在TENDER Co.でも



WOAD dyedデニムの生産はできなくなっています



どういう染料かと言いますと、



ホソバタイセイという植物を用い作られた染料で



現在のインディゴ染めは、合成インディゴがほとんどの中



希少な天然染料になります



合成染料とは違い、天然染料はなかなか染まりにくく



7~8回にもかけて手染めで染め直しているとのことで
(デザイナーウィリアム本人がハンドディップしています)



天然染料ゆえの奥行きある色の深さが特徴でもあり



ここからの色落ちも格別に良いです



その理由の一つにあるのも



TENDERのデニムは一般的に世界に流通する他のデニムのと違い



サンフォライズ加工(防縮加工)がされていないのも理由にあたります



1932年に防縮加工が発明されて以来というもの



洗濯後の生地の縮みが敬遠され、世の衣類にはサンフォライズ加工されたものが流通していますが



TENDERは、そこを敢えてデニムが発明された初期の工程を用い生産しており



そうすることで、洗った後に生地の厚みが増すのは勿論



シワやねじれが生じ、所有者各々のパーソナリティー溢れる変化をしていくのも特徴です



















TENDER Co.



type132(wide) woad dyed



size:2,3



¥58000&tax






先ほどのワイドテーパードのtype130とは違うワイドストレート



膝あたりまでのシルエットはほとんど同じなのですが



130は、そこからテーパード



132は、そのままワイドストレートと言った表現が近いですかね



シルエットが違う分、変化の仕方も違く



TENDERで想像させるワイドのものと言えばこいつかと思います



こちらも先述の通りのWOAD dyedになります













よくお客様方にも



「古着メインなのにTENDERやってるんですね」と言われることがあります




確かに古着屋にある服で連想するのがデニムって人ってきっと多いですよね




今回のブログでは、130と132のWOADのフォーカスを当てたので



TENDERのデニムとして作り込みの部分には触れていません
過去のブログにて書いているのでそちらも是非読んでみてください)




TENDERの服の作り込みは、それはもうヴィンテージの作り込み同様というか



ヴィンテージを踏まえた懐古主義ではなく



ヴィンテージから引き出せる情報を元に



それらを超越するヴィンテージ以上の作り込みです




それにヴィンテージのデニムを一生物と言われて買うのって、個人的には半分正解で半分間違いとも思います



一生物と言われ貴重なヴィンテージのデニムを買っても



結局の所、使ってくうちにリペアをしなければ履けない状況になってしまうのがしばしば



気持ちは一生だったのに、死ぬまで履けないって



正直めちゃくちゃ悔しいし悲しいじゃないですか



TENDERはその点、その作り込みゆえ



僕らがまだ生きているので、一生物と声を大にしては言えませんが



半永久的には確実に履けるデニム



そう信じられるしそう信じて当店でお取り扱いしています




長くなりましたが、気になれば見に来てみてください



本日も心よりご来店お待ちしております







Daisuke



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