HAg-Le店内では珍しくレザーシューズが多く並んでいます。
普段はここまで置かないのですが、
クラシックな洋服たちを先週末に出した際、
それに合わせて10足程並べてみました。
やっぱり古靴(レザーシューズやスニーカーも含む)は、サイズ感が命。
見に来てくださった方の中でもサイズが合わず断念って方もいました。
その為、まだまだ数は残っているので
今置いている中から3足ピックアップしてご紹介。
とその前に、レザーシューズを見る上でチェックしておきたいポイントを幾つか。
古靴を選ぶ上では先ずはサイズは勿論、デザインやシルエット。
縫製や生地と色、ブランドなどなど。
サイズは個々人それぞれ違うと思うので別観点として、
多方面からふるいにかけて選ばれるかと思います。
古着屋で選ぶ革靴。
かなりシビアに選ばれるかと思うので、
そのサポートになれればなという今回のBLOGです。
拙い文ですが、店内に置いているレザーシューズのデザインの中から
掻い摘んで少し解説出来たらと。
それでは先ずレザーシューズのデザインから。
①外羽根
アイレット(シューホール)が付いている羽根と呼ばれるパーツが
アッパーの外に出てているタイプ。
此方は後に説明する内羽根よりも
比較的カジュアルと言われております。
②内羽根
此方はアイレットが付くパーツがアッパーよりも内側に来るタイプ。
此方の方がよりフォーマルと言われていますね。
●プレーントゥ
トゥの部分に装飾等が無く無駄のないソリッドなスタイル。
簡単に説明すると幅広く使用出来て、カジュアルでも使いやすいデザイン。
▲ストレートチップ(キャップトゥ)
つま先に横のラインが一直線に入ります。
先程のプレーントゥよりもフォーマルでソリッドな印象。
◾️ウィングチップ
トゥの部分や全体に穴飾りが施されるタイプで、
鳥の翼の様なルックスからウィングチップと呼ばれています。
ビジネスシーンでの着用というよりはカジュアル向き。
お休みの日にジャケットスタイルでカチッと決めたい日や
ミリタリーやワークウェアと合わせ、ドレスウェアとMIXするのもオススメです。
最後に縫製です。
A:グッドイヤーウェルト製法
此方は簡単に言うと主要パーツ3つを分けて縫い付けている製法。
アウトソール・ウェルト(コバ)・中底
この3つを各々縫い合わせているのが
この「グッドイヤー・ウェルテッド製法」です。
特徴としては雨に強く、ソールの交換が容易。
クッション性が強く長時間履いても疲れない等があります。
b:マッケイ製法
次は此方の「マッケイ製法」
こっちは先ほどの主要3パーツを纏めて縫い付ける製法です。
作業の手間が省け部品も少ないので
軽さがあり足馴染みが良い点が挙げられます。
コバの張り出しも少ないので非常にスマートなルックス。
コストパフォーマンスも高いのが良い点です。
この「①と②」、と「●,▲,◾️」、「A,B」
この3項目が組み合わせに
シルエットや生地、色も多種多様な中で
選べるのが革靴の面白いところ。
偶然性もかなりある古いレザーシューズ。
お気に入りの組み合わせにサイズがハマった時の感動は他にありません。
それでは
ここからはピックアップした3足にフォーカスしてご紹介。
まずは此方、
「1990年代 Polo Ralph Lauren 内羽根 ストレートチップ スエード」
履きジワやアタリ、色抜けも雰囲気抜群。
これこそアメリカの紳士靴って感じがします。
クラシックになり過ぎず履けるでしょう。
続いて
「1969年製造 FLORSHEIM The Kenmoor ウィングチップ ブラウン」
アメリカを代表するシカゴの老舗メーカーであるFLORSHEIM
程よい光沢の残るウィングチップのブラウン。
アメリカンカジュアルには良く合う古靴の火付け役。
1969年のKenmoorは最高でしょう。
最後は
「2000年代初頭 Church's 内羽根ストレートチップ ブラック」
※写真これしかありませんでした、、、
旧都市、三都市Church'sかと思いきや、
2000年初頭?頃の四都市Church's
まだTOKYOは入っていない頃です。
クラシックなドレススタイルには打って付けな内羽根ストレートチップ。
ファッション的にはかなり玄人好みですが、
久々のドレススタイルのお供にどうでしょう。
良い具合に経年があるのでサラッと履けそうです。
と3足紹介しましたがいかがだったでしょう。
久々のドレスシューズ履いてみたくなりましたか?
僕は1年振りかそれ以上のUS NAVYサービスシューズ引っ張り出しました。
埃だらけでびっくりです。
紹介した個体の他にも色々置いているので是非この機会に。
それでは平日残りもお待ちしております。
















