前回記事の冒頭からの派生にはなりますが、今日はバウアーダウンのお話。
シーズン終盤ですが、精鋭達を少しばかり店頭に出しておりまして。
いまだにお問い合わせや、
Instagram掲載時の反応もありがたいことに沢山頂いております。
そもそもなにがそんなに良いかってところなのですが、
まずは“ダウンウェアのパイオニア”という点ではないでしょうか。
既出で有名な話ですが、Eddie Bauer創設者であるEddie Bauer氏が
真冬に釣りに出掛けて、低体温症で死にかけたという実体験がきっかけで
1936年にあの名品、スカイライナージャケットが誕生します。
(1925年時点で、グースダウンジャケットの特許は取っていたそう)
それまではBauer’s Sport shopという名前でしたが、
これを皮切りに、今我々の知るEddie Bauerというブランドがスタートします。
その後、第二次世界大戦時にはUSAAFに、ダウン入りのB-9フライトジャケットを納品。
K2初登頂に挑む探検家向けに、カラコラムパーカを開発するなど、
本気のアウトドアシーンでもその名を馳せ、
Eddie Bauer=ダウンウェアというイメージを確立して行きます。
これだけの実績があるからこそ出来る、良クオリティ、良価格というのがウケ、
我々が古着市場でも目にする、街着としてのダウンウェアが浸透していきます。
ざっくりではありますが、
“バウアーダウン”という言葉が存在する背景は伝わったでしょうか。
あと、個人的に付け足させて頂くと、デザインの自由度が高い点も挙げたい。
当時はそこまで意図していなかったとは思いますが、
現代のファッション目線だと、新鮮かつ斬新なデザインに出会う。
機能やクオリティに限らず、そういったEBらしいデザインやアイテムというのも、
古着市場で評価され続け、更に評価された所以ではないだろうか。
ここからは、今季HAg-Leで展開することの出来たアイテム達をご紹介。
HAg-Le的、EB ダウンコレクション 23-24 FW
*既にSOLDの物も多いのでご了承下さいませ*
sat,sun&holiday 1-8pm