週の半ばですが、色々と入荷しております
少し気が早いかもしれませんが、
より春を感じれるラインナップに寄せました
冬に飽き飽きした方、是非お越しくださいませ
本日は、初売りにご用意した、此方の商品をご紹介致します
ウチでは久々のご用意となる、vintageデニム
アメリカ古着の定番中の定番と言えば、
真っ先に上がるのが、Levi'sのデニム、「Lot.501」でしょう
その定番とも言える最大の理由は、
その誕生から100年は優に超えているが、
大幅なデザインの変化はなく、その当時に既に完成されたデザインであったこと
そして、そのデザインは時を経て様々なブランドのモチーフになっていること
今回は、そんな501に加えて、若干テーパードがかかったスリムシルエットになる
Lot.505のvintageもご用意しました
先ほど定番だと話しましたが、ことvintageとなると話は別
年々希少価値は高まるばかりの、絶滅危惧種
最早、定番は定番でなくなりつつあります
LEVI'S
late 1950s 501XX denim pants
size:w31
色も薄くなっているし、ダメージ、汚れも目立ちますが、
存在感はvintageデニムに相応しいモノかと
おそらくですが、1950年代中頃の革パッチ→ギャラ入り紙パッチ移行期の
XX(ダブルエックス)かと思われます
(パッチは完全に消滅してました)
その根拠のディテールとして、
・隠しリベット鉄製銅メッキ
・オフセットセンターループ
・ボタンフライ通常R(足長にも見えるが分かりづらい、、)
etc...
vintageに明るくない方には暗号のような文言ですね
ここでは詳しく説明しないので、
興味ある方は尋ねて下さいorググってみて笑
*着用モデル175cm60kg
ジャストサイズで履くと、このようなシルエットに
ダメージは味として充分な雰囲気を醸し出しております
このくらいが格好よいと思える一本です
LEVI'S
late 1950s 501XX denim pants
size:w31
上記と同時代であろう一本
諸々のディテールは同じですが、
此方は紙パッチの残骸が残っておりますので、
ギャランティ入り紙パッチ期のモノになります
時代考証はそこそこにして、
此方の特徴は、前所有者による大胆なリペアワーク
フロント膝部分とお尻の生地の当て、まるで
手塚治虫氏の著書、天才医師ブラックジャックのようなツギハギに見える
思わず、あっちょんぶりけと言わずにいられない
此方もジャストサイズなサイズ感での着用
リペア部分の色の濃淡が効いてます
尚、501は他にも1970年代のシングルステッチモデルも
数本のご用意ございます
LEVI'S
1960s 505 Big E denim pants
size:w34
続いて此方は、501を若干テーパードシルエットに変更し、
ボタンフライからジッパーフライに改良したモデルになります
60年代初頭に551Zという品番が登場し、その後継となるのが505なのです
これらは、ジッパーフライによる生地の縮み弊害をなくすため
LEVIS社初の防縮加工を施したモデルと言われております
501XX程ではございませんが、此方も良い色落ちしております
ウエストを拡張するリペアがございまして、
そういったところも含めてのvintageだな、と
先ほどの501XXと比べると、よりテーパードが際立ちますね
やや大きめのサイズを着用していますが、
オーバーインチで履いて頂いても綺麗なシルエットも保ちますね
細身が好まれる方にオススメしたいvintageデニムとなります
LEVI'S
1960s 505 Big E denim pants
size:w34
上述の505よりも色濃く残ったのが此方
501と違い、縦に落ちる色の抜け方から
縦落ちなどと呼ばれますね
ヒゲも縦落ちもvintageに相応しいものかと
vintageデニムは、一本一本表情が異なりますので、
唯一無二と呼べる所以でしょう
毎年春先になるとデニムが履きたくなるのですが、
やはりvintageデニムは別格だなと思わせてくれます
懐古主義だけじゃない良さがそこにあるので、
未だお持ちでない方は是非ご覧頂ければと思います
本日もどうぞ宜しくお願い致します
Yoshiro